接待交際費を横領する犯罪社員

Story.24

あなたの周りにこんなパートナーいないでしょうか?

あなた(あなたのパートナー)は、仕事とは全く関係ないのに、食事の会計時に「経費で落とせるから(領収書切るから)いいよ」と言ってご馳走してくれる、即ち「今から自分は横領します」と宣言する愚かな人物では無いですよね?

前回の記事は、「脱税」に関して記載しましたが、今回は前回の記事より質が悪いです。
無自覚に脱税に加担している行為とは

何故なら前回の記事は、「理解していないから」起きている可能性が高いのですが、今回の記事は、「経費を恋人(家族)との食事で使ってはいけない」と知っているのに使っている確信犯だからです(一部本当に知らない人も居るかも知れませんが…)。

更に言うのであれば、「接待交際費」は、ある一定以上の役職にあり、会社からは「常識を持って行動できる」と判断されているからこそ、(金額はあれど)自由に使えるのですから、会社に対する裏切り以外のなにものでもありません。

経費で食事ができる会社は良い会社なのか?

話を聞いてみると、私(私のパートナー)の会社は「今の時代に経費で食事ができるからいい会社」と考えている人が意外と多いことに気づきました。

これって本当に「良い会社」なのでしょうか?

経費で食事をするとは、「業務に関係のあることで、飲食が必要な場合の実費を会社が精算する」ということです。

実費精算をする会社が「良い会社」でしょうか?

良識が欠如している会社以外は、「普通に対応する」ことです。

では、最初の文を「今の時代に経費で(仕事とは関係ない私(パートナー)との)食事ができるからいい会社」と読み替えるとどうでしょうか?

「経費の不正使用」ができるから「良い会社」と考えているということです。

こうやって改めて文字に起こすと、凄く残念な人間性が表れていると思いませんか?

そして、経費の不正使用(接待交際費の不正計上)を許してしまう(見逃してしまう)会社は「良い会社」とは言えません。

経費で食事ができる会社は良い会社なのか?への回答はこうなります。
  • 業務に係る費用(接待交際費や交通費)は実費精算することが当然である
  • 実費精算ができる会社が良い会社ではなく、個人の資産を持ち出しさせる会社が残念な会社なだけである
そして、業務に関係の無い相手との食事や移動に経費を使うのは、ただの犯罪ですから業務上横領罪だけではなく、会社に虚偽の申告をしているため詐欺罪の対象にもなるのではないでしょうか。

やっていることは痴漢と同じ

いじめは犯罪です。
万引きは犯罪です。
痴漢は犯罪です。

こんなことと同じレベルで、横領は犯罪です。

知っていても自分には関係ない?
バレなければ問題ない?
少額だから問題ない?

いじめや万引き、痴漢をする人も同じように思っているかも知れませんね。

経費を横領するという犯罪行為そのものもですが、もっと根本的な「これくらいだったらいいだろう」「あいつもやっているからいいだろう」「バレなければいいだろう」という意識の低さ、社会常識の無さ、人としての未熟さに問題があるような気がします。

若手の頃は、何をするのも領収書が必要で「横領」なんてしていなかったにも関わらず、自分自身に裁量を持つようになったら「横領」をしてしまう。
これでは、あなたは若手の頃は、『しなかった』のではなく、『できなかったからしなかった』だけと、そもそもが人の目が無ければ、ルールを犯すことを気にしない人間性であると証明しているようなものです。

そしてこれこそが、いい大人が自分自身を律することができない(自律できていない)という何よりもの証に他なりません。

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