私ってコミュ障(適応障害)だと思うんですが…

Story.4

「障害」と「障害だと思う」は別物

一番最初に書いておきますが、「障害」と「障害だと思う」は全くの別物です。
自分自身が本当に「障害」だと思い、苦しんでいるのなら医療機関で受診し適切な診断と対応をしてください。

今でも精神的な病は「恥ずかしい」と思う人が多い気がします。
しかし、精神だろうが肉体だろうが「病は病」です。
インフルエンザになったら、医療機関で受診するし、会社は休むし、薬も飲むし、誰も「恥ずかしい」なんて思いません。

精神的な苦しみに理解が及ばない浅はかな思慮しか持たない人のために、遠慮したり負い目を感じたりする必要はありません。

そして、身体的な病気になっても回復したら薬を飲むのをやめますよね。
それと同じで、精神的な病気になっても回復したら薬を飲むのをやめればいいのです。
今は副作用の少ない依存性の少ない薬が多数存在しています。

薬は敵ではありません。日常生活にちょっと足りない箇所をサポートしてくれる物です。サポートが必要なくなった笑顔で「バイバイ」したらいいのです。

次から書いている対象は、「障害と認定された方」や「障害ではないかと本当に悩んでいる方」とは無縁の記事です。

だから?

いきなり厳しいですが、だから何でしょうか?
就労支援をしていると「私ってコミュ障だと思います」「私って適応障害だと思います」と言う人がいますが、だからどうしたのでしょうか?
まさか「コミュニティ障害」だから、「適応障害」だから、それをわかってくれる会社を探していますとか言いませんよね?
会社はボランティア活動でも慈善活動でもありません。営利団体で、利益を出すことが目的です。

同じ給料を払うのであれば、「コミュニティ障害」や「適応障害」ではない人材を迎え入れるのは道理だと思いませんか?
また、採用担当も成果を出さなければ社内での評価が下がりますから、健常者枠で「コミュニティ障害」や「適応障害」を口にする人を採用しようなんて思いません。

相談者の中には、本当に障害に該当する方もいらっしゃいますが、9割は「自分と向き合うことをしないで、他人や病気のせい」にしていると感じています。

ハローワークの障者求人をお勧めします

この様なことを口の出される方には、まず医療機関での受診をしてハローワークの障害者求人をお勧めしています。

こう言うと大半の方が「いや…」と黙ってしまいます。

先ほども書きましたが、会社は慈善活動ではありません。自分自身が「障害」であるのに、他の人とは違い自分だけ配慮して欲しいとか甘えているとしか思えません。

給料は他の人と同じだけ欲しいのに、自分には配慮をして欲しい(特別扱いをして欲しい)

あなたが採用担当だったら採用できますか?

自分から目を背けて、上手くいかないのは「障害のせい」「親のせい」「理解してくれない周りのせい」…自分に向き合うことからの逃げる言い訳に「障害」を使うのってカッコ悪くないですか?

障害には基準がある

まず、障害であるかどうかの判断にはDSM-5などの基準(指標)がありますので「障害」と口に出すのであれば、自己判断せずに医療機関で受診して「障害」かどうかはっきりさせてください。
障害だと「思う」などと軽々しく口にするのは、本当にハンディキャップと闘っている人に対して失礼極まりないです。

障害者を馬鹿にするな

私の知る多くのハンディキャップのある方は、「本当に就労したくて」「親を安心させたくて」「社会の一員として認められたくて」「社会とかかわりを持ちたくて」「幸せになりたくて」ハンディキャップを克服しようと努力しています。
ハンディキャップを自分の人生から目をそらすための理由とするのではなく、乗り越える課題としえ向き合い闘い続けている方も多くいます。
「ハローワークの障者求人をお勧めします」と書きましたが、正直言いますが、本当はお勧めしたいとは思っていません。
なぜなら、その求人は本当にハンディキャップを持っている方のための求人だからです。
(医療機関で受診し「障害」と認定されなければならず、「なんちゃって障害者」の方はその求人に応募することはできないのですが…)

自分を情けなく感じませんか?

ここまで読んでくれた方は今どのような感情を抱いているのでしょうか?
納得や共感を持つ方より、怒りとか反感を持つ方の方が多いかもしれません。

実際に相談者の方にこの話をすると、二度とご縁が無い方の方が多いが事実です。
当然と言えば当然です。
自分や他人、物事や出来事から逃げ出す「言い訳」を口にする方に「言い訳するってカッコ悪いよね?恥ずかしくない?」と暗に聞くため、言い訳をしなければ自分の心やプライドが守れない方には不愉快でしょうから…

それでも「いつも言い訳をする自分が情けない、変わりたい」と相談を続ける方もいらっしゃいます。
そういった「覚悟」が出来た方には、他人が何と言おうと私は信じ応援をし続けます。
「いつも言い訳をする自分が情けない、変わりたい」と尋ねてくる方へ「「変わりたい」という「夢」や「希望」で現実は変わりません。「変わる」という「覚悟」と「目標」を持ってください」と最初に伝えています。

甘やかすことと、優しいことは似ていて違う

「寄り添う」なんて響きはいいですが、耳障りの言い不愉快にならない言葉しか言えない支援者は沢山います。
当然そちらの方が、クレームも少ないですし、相談者に反感を受けないので信頼されて「先生、先生」と呼ばれて気持ちもいいですし、リピーターも付きますし、自分の言葉で相手を傷つけてしまうのではないかと心配しなくても済みますから。
これって本当に相談者のためなのでしょうか?

私は、本気で相手に向き合うとは相手の言って欲しくないこと(悪口とか非難することではなく)も課題や課題解決に必要であれば伝えることが優しさだと思っています(まあ、私だけが思っていることかも知れませんが…)。
そして、相談者が課題を克服し、同じ問題が生じても自らが解決し、二度と支援者に頼らなくて済むようにすることこそが支援だと思います。

ですので、もし変わりたいと思っている方で、変わる覚悟ができたなら一度ご連絡ください。

最後になりますが、本当に辛いならまずは医療機関を受診し、自己判断ではなく働ける状態かどうか専門の知識を持つ方の意見を聞きましょう。
次に「働ける」状態だけど、立ち止まってしまう、向き合うことから逃げてしまう方は実績のあるカウンセラーやキャリアカウンセラーを頼りましょう。
そして、次に進む、自分と対決する覚悟が出来たならキャリアコンサルタントに相談ください。
(別の記事でキャリアカウンセラーとキャリアコンサルタントの違い、実績があるかどうかの判断の仕方を説明しようと思います。)

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